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ビジネスマインド(1)3C分析

ビジネス戦略の教科書を紐解くと必ずでてくる3C分析。3CとはCompany(自分)- Customer(顧客)- Circumstance(外部環境)を指し、自分の得意分野・不得意分野、顧客のニーズ、外部環境、等、ビジネス戦略を決定する上で重要な軸を意味します。3C分析とはまず3軸を整理、分析し、それから戦略を考えていきましょう、と言う経営戦略作成の土台となるフレームワークです。

私はこの視点で物を考える習慣が完全に出来上がっている人間です。ですから誰かのプレゼンを聞く時はいつも3C視点で理解しようと努めます。すると、響くプレゼンと響かないプレゼンが勝手に見えてきます。私が感じる良いプレゼン/悪いプレゼンの境界線は、プレゼンされる方の自己主張にあるようです。

自分(我が社)にはこれができます!と言う主張が強すぎるプレゼンは、私の場合は響きません。もちろん、オリジナリティを主張し、理解してもらい、ライバルとの差別化を明確にし、契約に結びつけることがプレゼンの目的です。しかし悪いプレゼンは、業界分析、規制動向、将来分析などの外部環境分析やライバル分析が甘かったり、顧客ニーズ分析が足りなかったりします。それを補う形で自分の主張だけを聞かされても、うーん、となってしまうわけです。

プレゼンはお客様の前での演技です。お客様に前向きの感動を味わって頂くことが重要です。どうしたらお客様を気持ち良くさせることができるのか、お客様の心を鷲掴みにできるのか。自分の言いたいことばかりを伝えれば自己陶酔出来て気持ち良いでしょうが、聞かされる相手からすれば微妙でしょう。場合によっては逆効果もあるでしょう。

自分を知る、相手を知る、周りを知る、そんなバランス感覚の優れた人が仕事ができる人だと考えています。

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